Programs

藤井桃子

藤井桃子 個展 「シリクメナワ 2025」

期間
5/28 wed. - 6/20 fri.
※期間中の休業日:月
※Osaka Art & Design 2025の会期は5月28日(水)〜 6月24日(火)
営業時間
12:00 - 19:00
会場
Wa.gallery
“尻久米縄”とは端を編んだまま切らないでおく縄と言う意味であり、誰もが知る“しめ縄”のこと。神様のいる神聖な領域と私達のいる俗世とを隔てる境界、神様の宿る場所や依代(よりしろ)を表し、災いやよくないものが入ってこない、または出ていかないようにする結界としての意味を表す。目に見えない空間や世界までも仕切る不思議な力があると考えられているしめ縄。そんな神聖な藁と長い年月をかけてじっくりと向き合い、神事にも携わってきた作家が今表現し伝えたい事を“シリクメナワ2025”と題しWa.galleryで作品を発表する。

Artist / Brand

藤井桃子

美しい自然に囲まれた山里の京都花背地域で生まれ育ち、幼い頃から日本の風習や自然との共存が身近にあった作家、藤井桃子。作品に使用する稲藁“あさひもち”は、京都の岩倉地域に根付く希少な品種で、島根県の出雲大社の大注連縄にも使わるもの。この希少品種をご縁のあった岩倉の年配者の方から譲り受け、稲作から手掛ける。刈り入れ後の天日干しをへて、手作業でハカマを取り除き、自ら丁寧に選別。鑑賞者が幸せを感じるきっかけとなるようにと願い制作された作品は、神聖さと、タイトルにも表れるように温かさが伝わってくる。

Gallery

Wa.gallery

2020年11月大阪心斎橋にて開廊。私達日本人は古来より美を“空間”で捉え表現し、受け入れてきた。万物に魂が宿るという思想“アニミズム”は表現の上で日本人には切り離せない感覚である。日本が育んできた大切な感性を持つ作家とその作品を空間単位で表現するギャラリーであり、その魅力を国内外へ発信する。
-
〒550-0013
大阪市西区新町1-2-13 新町ビル1F 104